2020年に改修工事をした築70年の桜井の民家。
細長い敷地に複数の棟があり、今回の改修では全ての外壁を焼杉板張りにしました。

竣工時には、黒々とした建物が出現した感がありましたが、少し色褪せてきて集落の風景に馴染んできたように思います。
塀で囲まれた南の庭はキッチンガーデンの畑です。改修以前から畑で自然農をされていましたが、敷地内にキッチンガーデンを作ることも改修目的の一つでした。建築家の津端修一さんのお住まいのキッチンガーデンの話をお聞きして津端さんの本を読み、またその当時たまたま奈良で上映された「人生フルーツ」も観に行きました。
風が吹けば、枯葉が落ちる。
枯葉が落ちれば、土が肥える。
土が肥えれば、果実が実る。
こつこつ、ゆっくり。
人生、フルーツ。
映画の一説です。
畑と家のあいだにつくった庭の植栽に携わっていただいたグリーンハウスさんにも映画人生フルーツのことをお伝えしたところ、津端氏の住まいのことや映画のこともよくご存じで里山の木の植栽を提案してくださり、お施主さんも気に入られました。その時の植栽スケッチに、この映画の一説を書いて表現されたのがとても印象的でした。
人生フルーツの映像(予告編)YouTube
お料理の上手なお施主さんはブログを書かれていて、とても美味しそうなお料理の写真を拝見するのをいつも楽しみにしております。