工事は着々と進んでいます。

着工前の敷地の様子。
南道路で北側も隣接地の広い駐車場スペースのため、風の通りの良い敷地です。
元は倉庫などの建物が建っていましたが、解体撤去されて平坦地に造成されました。

まずは地盤改良工事から。地盤改良工事は砕石を使った天然砕石パイル工法です。

地盤調査をして建物の荷重に対して地耐力が不足する場合に地盤改良工事を実施します。今回実施した天然砕石パイル工法は地盤により適不適はあるのですが、可能な限りこの工法を選択しています。
天然砕石しか使われていないため、土壌汚染や地下水汚染をおこさないため環境負荷が少ない工法です。
将来的に家の建て替え地にも産業廃棄物とならないため撤去費用が発生しないのもメリットです。
また大地震の影響に強い工法のため、液状化の危険が減るとのことです。
その他、セメント柱状改良や鋼管杭工法に比べると二酸化炭素の排出量が低く、このぐらいの小住宅の場合でも7000kg~のCo2削減に貢献するそうです。
(7000㎏のCo2は1軒の戸建て住宅が排出する約2年分のCo2に相当します。)

基礎工事基礎は鉄筋コンクリートのべた基礎です。

建前が始まりました。

建前の日はお天気に恵まれました。土台まわりは桧材、柱梁は杉材です。いずれも吉野材を使用しています。

上棟しました。
一般的な木造の工法の在来軸組工法は、土台伏せから始まり数日のうちに建物が立ち上ります。

上棟式も執り行っていただきました。お施主様と一緒に参列し工事の安全とご家族の繁栄を祈念し、上棟のお祝いしました。
何もなかった敷地に建物が立ち上がる喜びとともに、設計者として気持ちが引き締まる瞬間です。

垂木が掛かると軒の出がおおよそわかり、建物の形が見えてきます。

野地板が張られて防水のアスファルトルーフィングが葺かれました。

南側の桁は桁落としにして、軒先の水平ラインを低く抑えています。
全体的に低く横長の形状なので、実際(建坪25坪)よりも大きい建物ように感じます。
越屋根の部分は小屋裏部屋です。意匠的にもアクセントになっています。

内部の様子。家の中心部分に桧の7寸角の大黒柱を据えています。工事中に傷が入らないように合板でしっかり養生しています。構造材のほか羽柄材、造作材とも全て吉野材の杉桧です。

大黒柱を隅にして、小上がりの和室を設けています。土台から上げる設計としています。

小屋裏部屋。
平屋の住宅ですが小屋裏部屋があります。天井が低い空間ですが採光のための窓を設けています。

低くて狭い空間なので、施工している大工さんが大きく見えます。
