
上牧町の家が完成しました。
新しい造成地で、南の道路から敷地が一段高くなっている立ち並びです。
一番東端の公園の隣という立地のよさを活かして計画しました。

公園には2本の大きな桜の木があります。
春にはお花見が楽しめ、夏には直射日光を遮り木陰を作っています。
冬は落葉しますので窓外からの太陽の温もりも享受できます。
道路から一段高いので一階でもプライバシーが保たれます。

建物南面は間口いっぱいLDK空間にしています。
そのために玄関は公園側の建物東面の中央に設けました。
その分、アプローチも長く緩やかに設けることが出来ました。
このようなことが、敷地を見て計画するときに一番最初に考えることです。
公園側に設けた玄関と玄関ポーチ。

1階LDKの室内。

公園の桜の木全体を楽しめるように、南から東にかけて連続する窓にしました。
連続する横長の開口部を強調することで、実際の面積より広く感じることができるように思います。
天井は吉野杉赤身の板です。一等材で節もありますが、赤身の色も濃いのであまり目立たずカジュアルな良い感じになりました。

照明器具はお施主さんの希望でブラケット(壁付け)照明を多用しました。
LDKはダイニングの上だけペンダント照明で、残りは電球のブラケット照明です。
ちょうどこの壁のところに素敵なソファーを置かれています。ソファーでくつろぎながら広がる景色や桜を楽しめるベストポジションです。

光のバランスや夜の全体の明るさが気になりましたが問題ないとのことでした。玄関ホールへ続く扉の上はアクリル板を入れて、ホール側にLDKの光が届くようにしています。

LDKの西面は長さ3Mの造り付けキッチンを設置しています。

キャビネットは全て引出しの収納で、上部には引き戸の吊戸とオープン棚を設置しています。北面の壁に食器棚と家電を置く壁を設けましたが、キッチンの収納で食器も家電も全て納まったとのことで食器棚は置かなくてすんだとのことです。

キッチンの隣にはウォークインクローゼット兼収納室があり、その奥に寝室があります。家づくりのご要望の一つに1階に寝室を設けて1階だけでも生活を完結できるようにしたいということがありました。1階を大きくして間取りに回遊性を持たせ、2階は小さな住まいにすることになりました。(2階は子ども室とフリールームだけ)
寝室の隣に洗面脱衣室を配置しており寝室から直接お風呂に入ることも出来るようにしています。
この通路はキッチン(LDK)からクローゼット、寝室を通って洗面脱衣室まで通じることができる家族の裏動線です。南北の風が通り抜ける風の通り道の役割もあります。

クローゼット内部。

寝室の窓外には林があります。住宅地でありながらとても静かで、鳥の声や自然の景色を楽しむことが出来ます。

2階の南側は子ども部屋です。将来2つに区切ることが出来るように入り口を2つ設けていますが、現在は12畳の空間を広く使えるようにしています。1階のLDKよりもさらに高い位置なので窓外の空が広く、金剛葛城の山並みが楽しめます。

東の小窓からは桜の木が間近に見えます。

子ども室の北側には2畳ほどのフリールームを設けました。
広い子ども室とは対照的な籠れる空間です。小屋に入った時のような感覚になるように天井を山型にしました。照明はブラケットの電球です。

お子様の成長とともに、ご家族のみなさまが長く快適にお住まい頂ければと思います。
上牧町の家
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