ふたりと二匹の家が完成しました。ご夫婦と猫ちゃん2匹の住まいです。

意匠として大正時代の日本の洋館をイメージのご要望を頂き、居間食堂、廊下や階段、居室などの多くの場所に濃茶色に着色した腰板を張っています。木部は吉野の杉と桧材で、着色は色が落ちにくい柿渋を塗装しています。柿渋塗装は艶が出ませんので木の風合いを損なうことなくしっとりとした仕上がりになりました。年月とともに少しずつ濃くなっていくようです。
居間の隣は階段で、階段下を居間側から穴をくり抜き猫のスペースにしています。

建具やあかり窓はクラシックな意匠の格子にしています。お施主さんの選ばれた照明器具もどれもクラシックなデザインです。

廊下途中の洗面コーナーの横に隣室からの明かりを取り入れる窓を設けています。

ステンドグラスもお施主さんにご準備いただいたもので、廊下や階段周りに設置しています。海外の建築で使われていたものだそうでヴィンテージのステンドグラスです。


階段の吹き抜け部分にも設置しました。


書斎にはホールに向けて格子の小窓を設けています。この小窓は引き戸にしていて開閉できますので通気窓にもなります。

玄関土間の横に土間続きの玄関収納室を設けています。広めにスペースを取って自転車を置くことも出来るようにしています。玄関土間の奥にはキッチンを配置しています。

キッチンは独立キッチンで、業務用流しを設置しています。キッチン前の壁は鈍い水色のタイル貼りです。
キッチンから食堂へと続きます。玄関から玄関収納室、キッチン、食堂へ続く裏動線になります。

こちらのお住まいは主寝室とは別にご夫婦それぞれの書斎とクローゼットがあります。
奥様の書斎の壁にはお好みの上野リチデザインの紙(そらまめ(クリーム))を張っています。リンデン株式会社のふすま用の紙を壁紙として張っていただきました。
とても柔らかな印象の部屋になりました。

11月から京都で上野リチの展覧会が開催されており、日曜美術館でも放送されていましたのでこれからブームになりそうに思います。

ご主人の書斎は和室です。壁は大壁ですが天井は棹縁天井にしています。

外構の植栽工事はこれからです。

植栽が完成すると、落ち着いた佇まいになると思います。また、室内からも四季折々の庭を眺める楽しみが出来ることと思います。

植栽が完成するのが楽しみです。