高台の家が完成しました。住宅地の坂道を登りきる手前の敷地です。敷地は南北に細長く地盤は道路との高低差があり面積の半分はのり面になっていたため、高基礎で処理をして床面積を確保しました。前面道路は坂道になっていますので、高低差の少ない側に玄関を配置しました。道路との高低差があることで、1階のプライバシーもある程度確保できています。

玄関を入ったところ。
敷地形状の関係で勝手口を作ることが出来なかったのですが、玄関ホールの右側にサービスヤードに出ることのできる出入り口を設けています。ホールに明るさや風を取り入れる開口部にもなりました。

玄関の収納は、容量の大きな作り付けの収納を設置しています。
半分は土間の上部に設けており、可動棚を調節するとゴルフバッグやお子さんの外用の遊び道具などをしまうことが出来るようにしています。

LDK空間。
写真の奥が玄関側です。水回りや2階への階段もリビングアクセスです。
道路側の東側の窓は少し高い位置に横長に配置して、よりプライバシーを保てるようにしました。

リビングの南側は道路から2m以上高くなっておりこの部分の敷地の形状はのり面になっておりますが、張り出しのウッドデッキを設けて敷地を有効に使っています。

2階へ上がる階段スペースは、冬場の暖気の逃げを避けるために戸で仕切っています。
階段横の開口のある部分は勉強スペースで、階段を数段上がった踊り場から入るようにしています。床の高さはリビングから80smほど上がっていますが、リビング側に開放した空間になりますので入口に引き戸を設けて仕切るようにしています。

階段途中の踊り場からの入り口。

リビング側に向けてカウンターを設け、掘り込みをつくり、足を入れて座れるようにしています。キッチンに立つお母さんとも目線が合い、会話のできる距離です。
空気のつながりでは一体の空間ですが、段差との違いのある囲まれた空間で居心地の良さそうな場所になりました。

カウンター越しに見るダイニング側。

2階からも近い距離です。

こちらの住まいではスリット入りの杉板を仕上げの一部に使っています。
ダイニング側の壁部分。カウンターから下は、造作の対面式収納家具です。

杉材には空気を浄化する作用がありますが、小口面(木の横断面方向)がより効果があるため、小口の表面積を増やすためにスリットが入っている商品です。株式会社ホーテックさんの杉スリット材(杉日和)という商品です。
2階の寝室

1枚幅12㎝程の無垢板にスリットが入っているので、木の木目もそのまま表れています。

2階の窓からは遠くの山並みまで見通すことができ、高台ならではの景色を楽しむことのできる住まいになりました。周りの建物より1段高いので、日当たりや風通しが良いことも好条件だと思います。