外構工事と奥の納屋の工事が終わりました。
庭は雑木の庭とキッチンガーデンの畑スペースです。庭の周りに木製ルーバーの塀を巡らせます。
塀の工事中。

完成後。

改修前は敷地の一番南側(写真右側)に、ブロック造の平屋の建物がありましたが、この建物は解体撤去してキッチンガーデン(畑)のスペースにすることになりました。
着工前。

平屋建物。南道路側から見たところ。

平屋建物を解体したところ。このあとブロック塀を解体し、木も伐採しました。

完成後。
木製塀はルーバー状にして、風通しを良くしています。
塀の真ん中には、農機具出入口の門扉をつけています。

着工前の主屋南側。元は玄関スペースでした。

工事中。
大屋根は野地板からやり直し。下屋は二段の屋根になっていたのをひとつの屋根になるように下地から改修しました。

完成後。
玄関は右の門屋側に移動し、南面の開口は大きくしました。居間と庭が直接的につながり、庭との関係が近くなりました。

外壁の仕上げは、過去の改修でモルタルが塗られたり化粧鋼板が張られていましたが、どちらも劣化が見られましたので、撤去して全体に焼杉板張りにしました。建物の形状は変わらないのですが、外観の印象は随分と変化したように思います。
before

工事中

after

屋根の上に載っているパネルは、太陽熱利用温水器(長府)の集熱パネルです。屋根が真南を向いており日当たりも良いので太陽熱でお湯を作ることができます。お風呂の給湯専用ではなく、タンクに溜めてキッチンや洗面所などでも使えるタイプです。
敷地の一番奥の納屋も完成しました。
元は建具による仕切りが無く、深い軒下続きで外部とつながっていましたが、全開するガラス引き戸を設置して室内的な空間に改修しました。
工事中の様子

完成後

全開したところ。
土間空間にキッチンのシンクを設置しています。畑でとれた野菜を洗ったり保存したり、ちょっとした作業のできる空間になりました。

農具などの収納側のスペースとの仕切りはカーテンにしています。窓のところにはもともと板戸が入っていたのですが、明るさを確保するためにガラス入りの腰窓に改修しました。

つし二階。
床に杉板を張りました。それまでは土足の空間でしたが、靴を脱いで上がる部屋になりました。

元は梯子を掛けて上がるようになっていましたが、新たに階段を設置しましたので上がりやすくなりました。

土壁はしっかりしていたので、元のままの荒壁仕上げです。
今回の工事では、納屋の屋根の瓦の葺き替えはしていません。ここの屋根には土が乗っており、野地板の上はルーフィングではなく杉皮が葺かれています。盛夏に工事をしましたが意外と暑くなく、遮熱効果を体感しました。

栃のテーブルを置いておられます。落ち着いた部屋になりました。

納屋は今まであまり使っておられなかったので解体することも検討されていましたが、残してよかったとお施主さんがおっしゃっていました。工事に携わられた大工さんもいい建物になったと喜んでおられ、私も同じように思います。
工事期間は他所に転居していただいて敷地全体の工事を行ってきましたが、すべての工事が完成して新たな暮らしをスタートされています。