昨年竣工しましたおひさまの家。
見晴らしの良い高台の住まいです。
南北に細長い敷地。敷地形状に合わせて南北に長い建物を計画しました。建物の一部分を曲げ、屋根が南南西に向くようにして空気集熱式太陽熱利用システムのびおソーラーの集熱面を屋根に載せました。メインの開口部は東から南東方向ですが、屋根からの集熱で太陽の温もりを享受することが出来ます。

玄関アプローチ。植栽も下草も冬景色です。春になったら緑豊かなアプローチになりそうです。
1階のLDK空間。東から南東へと連続する山並みの眺望で、空も広く清々しい景色です。窓の配置も景色が連続するようにしました。南東の掃き出し窓の外には広いウッドデッキを設けています。キッチンは家族で囲んで料理が出来るアイランドキッチンです。
キッチンに立つとLDK空間全体を見渡すことが出来ます。LDKは建物を曲げた部分なので、変化のある空間になりました。
床と天井は吉野杉の板張りです。
空間のスパンがとぶところに吉野杉の磨き丸太の柱を立てています。
正面の壁を作ることで、南側の隣家が見えないようにしています。
1階にはLDK空間の他に四畳半の和室があります。LDKにオープンな和室にはせず、独立した部屋にしました。キッチンの奥の小さな四角い窓は、和室との間の窓です。

和室には造り付けのカウンターデスクと本棚を設けています。小窓からLDKの気配が伺えます。透明アクリル板の引戸を入れていますが、開けるとオープンになります。キッチンから飲み物を渡してもらえそうです。
デスクの下は、足を入れるように掘り込みにしています。和室への暖気の取り込み口として、びおソーラーのシステムの通気口も設けています。
玄関横の窓からは北側の緑が見え、良い景色になりました。夏場はこの窓からも涼しい風が入ります。

玄関ドアを開けた時に緑が見えると気持ちが良いですね。
2階はプライベート空間。個室やクローゼットの他に浴室等の水周りを配置しています。洗濯物干し場も2階ですので、日常の洗濯動線は2階で完結。計画当初からのお施主さんのご希望でした。
寝室横の広いクローゼットの入口スペースに、デスクコーナーを設けています。ちょっとした居場所があると良いですね。
階段を下りるとLDK空間で、正面に景色が広がります。大変見晴らしの良い住まいになりました。
南の開口部からは冬場に太陽の温もりを取り入れることが出来ます。断熱材の無い古民家でも、天気の良い日の南の縁側はポカポカとしています。南にメインの開口を取ることができない敷地条件の場合でも、屋根面を南に向けて屋根で集熱することができれば、びおソーラーのようなシステムで太陽の温もりを享受することができます。
おひさまの家です。