昨年竣工した茶室のある家。
この写真は畳敷きの玄関の間で、写真の左に少し写っている建具が古い舞良戸です。(水屋入口)
この舞良戸は桜井の民家の玄関の間で使われていたもので、解体時の劣化調査に行ったときに出会いました。このまま廃棄処分されるものだとお聞きし、そちらの住まい手の方と施工者のご了解をいただいて頂戴してきました。
古いものですが杉の柾目で大変目が細かく、見るからに質がよく風格のある舞良戸です。
お施主さんにも気に入っていただきここで使うことになりました。
元は1対のけんどんの戸でしたので引き戸にするために調整をしてもらいました。
たまたま劣化調査に行った先での出会いでしたが、この場にこの建具が落ち着いてこれから何十年も使っていただけることを思うと、良い出会いだったのではないかと思います。
正面の戸襖の引手は光琳桐です。お施主さんが吟味して入手されました。
小さいものですが細工が細かく、離れて見ても味があります。
日本の間は建具で仕切られており、建具の意匠がミソのように思います。