塀に囲まれた屋敷には正式な門の他にお勝手の通用門があり、塀の一部をくり抜いたくり抜き門を時々見かけます。
写真は奈良市高畑の志賀直哉旧居の横道の路地ですが、向いの中村家(登録文化財)と共に通用門がありどちらも門のところだけ土塀を高くして、くり抜かれています。
向かって右が純日本建築の志賀直哉旧居の塀で、左奥が洋風建築の中村家の塀。

志賀直哉旧居の通用門。
瓦の乗せ方も面白く、少し中国風な感じもします。
北京の胡同の土塀で、同じような瓦の乗せ方のくりぬき門をいくつも見たように思います。向こうの瓦は本葺きでした。
こちらは中村家の通用門。

斜めの関係で向いあう二つの門が呼応しているようです。
界隈の通りでもうひとつ見つけました。
これも美しい。
