いま設計中の下三条の家は、建具に障子をたくさん使います。
図面を描いて数えてみると、1、2、3、、、全部で17か所。
障子には、外部の光を通す目的のものと、部屋と部屋の境界をゆるやかに仕切る目的のものがありますが
どちらのタイプも使うことになります。
部屋と部屋の区切りで障子を使う場合は、襖や木の戸で仕切る場合とは区切りの付き方が全く違うものになります。
障子は紙一枚の区切りなので、光を通し音はつつぬけ。戸を閉じていても完全に閉じません。
でも、戸は「閉じて」いるので、隣の部屋の話は聞こえていても聞こえていないという暗黙の了解(?)のような文化性が障子にはあります。欄間も同じく。
そういうことを考えながら、この場所には障子が良いか襖が良いか、はたまた分厚い木の戸が良いかを選択します。
今回、寝室の窓の内障子は3枚の引き込み障子にしようと考えています。
この写真は三松の家の寝室の3枚障子の納まり。建具の見込み(厚さ)が厚いと3枚分でかなり分厚い納まりになるので、適度に薄くしました。

建具は薄さにも限界もあります。溝の加工にも技術が要ります。
この障子は見込み7分(21mm)の高さ5尺(1500mm)。適度と言いましたが、ギリギリのところだと思います。
障子はいつも赤杉で作ってもらいますが、4年経った今もキチンとしています。
建具屋さんが「大工さんの仕事が良いと仕事がし易い」とおっしゃっていたのを思い出します。
素材も技術もどちらも大事。

引き込み障子の隣は、軸を掛けるための洋間の壁床。
床板の下に百科事典・・・これも悪くない?
この写真は寝室と隣の部屋との区切りのための引き込み障子。障子は壁の中に全て納まります。
