昨日、桜井の製材所に行ったついでに銘木市に連れて行ってもらいました。今回の目的は改修設計中の住宅に使う変木探しです。
実は私は変木が大好きです。
直線的な空間の中に、変木や竹など自然の形のままのものがひとつあるだけで、ただそれだけで空間に力強い生命力が加わるように思います。
変木と言ってもいろいろなものがありまして、中にはぐにゃぐにゃと曲がりに曲がったものもあります。
わたしが一番好きなのは、中曲りのサビものです。中曲りとは途中(下の方)で折れているのですがまた真っ直ぐ上に伸びているもので、茶室の造作でも好まれ人気があります。自然に出来る形なので数が少なく、なかなか思っている姿のものが見つかりません。

「良母(りょうぶ)」と書いてある木がありました。
木肌を見ているとサルスベリにとても似ていますが
帰って調べてみると、「サルスベリの代用品」と書いてあり
サルスベリとは違う樹種でした。
香と書いてあるのはコブシ(香節)のことです。
今回、変わったものもありました。
木の名前が書いてなかったのですが、シュロでしょうか。
毛が生えていて、バナナの木のような感じです。(右端)
これは好きではありません。
今回は思っている変木が見つかりませんでした。
変木はとてもシンボリックなため、100本も200本もあっても気に入るものが1本も無い事もあります。
木と出会うのも一期一会。また次の機会に見つけることが出来ればと思います。
いろいろな素材を選ぶときは、お施主さんの雰囲気に合うものを考えながら選びます。
その木から放つものが、お施主さんのオーラに沿うものを選びたいと思います。

これ、中曲りの変木の庇柱。(吉城園)
究極の使い方ですね。